レザークラフトにおけるゴム糊とサイビノールの使いこなし術
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query_builder 2025/04/18 レザークラフト レザー
レザークラフトを始めたばかりの方々にとって、接着剤の選び方や使い方はとても重要です。この記事では、レザークラフトで使われるゴム糊、サイビノール、両面テープの違いや、それぞれの長所、短所について詳しく解説しています。また、具体的な使用シーンや選び方のポイントについても触れています。特に、初心者が直面するであろう課題や、経験者による有効活用法にも言及しています。読み終えた後には、あなたのレザークラフト作品が一段と素晴らしいものになることでしょう。 #手作り #DIY #クラフト用品 #革細工 #接着剤
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レザークラフトで使う接着剤の基本的な選び方

レザークラフトにおいて接着剤は作品のクオリティを左右する重要な要素です。しかし、多くの種類が存在し、どれを選べばいいか迷ってしまうことも多いでしょう。このセクションでは、レザークラフトでよく使われる接着剤の特性と選び方について説明をします。

ゴム糊とその特性

レザークラフトにおいて接着剤の選び方は非常に重要ですが、特に初心者におすすめなのがゴム糊です。ゴム糊は仮止めがしやすく、スムーズな作業が可能になります。この特性は、特に時間が限られているプロジェクトや、複数の工程を短時間で終わらせたい場合に重宝します。

もし初めてレザークラフトを行う際に、どの接着剤を選べば良いか迷った場合、ゴム糊を選ぶことで多くの不安を軽減できるかもしれません。一般的に、ゴム糊は乾燥後に強力に固定されるため、作品の完成度を高める要素となります。この特性から、仮止めだけでなく、本格的な接着にも適しているのです。

使い方は非常にシンプルで、接着面に均一に塗布し、しばらく待ってから両面を押し合わせるだけです。この待機時間が短いことが、ゴム糊の大きな魅力でもあります。適正に使用すれば、しっかりとした接着が得られ、完成品の仕上がりに大きな影響を与えるでしょう。

また、ゴム糊にはいくつかの異なる種類がありますが、どれも初心者でも扱いやすい特性を持っています。特にお勧めされるのは、Gクリヤーやスリーダインといった製品です。これらは、入手しやすさと使いやすさから、多くのレザークラフト愛好者に支持されています。実際に、レザークラフトを始めたばかりの方々からは「使いやすく、強度も満足できた」という声が多く寄せられています。

ただし、注意が必要なのは、トラブルを避けるために、接着面を接着しやすい状態にしておくことです。ゴム糊がしっかりと接着するためには、革の銀面などは荒らしておくことが大切です。丁寧に作業を行うことで、より快適なレザークラフトライフを送ることができるでしょう。

このように、ゴム糊は初めてレザークラフトに挑戦する方々にとって、非常に使いやすい接着剤です。素早く仮止めできる特性は、効率的な作業を可能にし、仕上がりの品質を向上させる助けとなります。これからレザークラフトを始める方は、ぜひゴム糊を検討してみてはいかがでしょうか。

サイビノールの特徴

レザークラフトにおいて、サイビノールは非常に人気のある接着剤の一つです。その特徴は、乾く前に接着することができる点にあります。この特性は特に、微細な調整が求められる作業において大変役立ちます。たとえば、ヘリ返しや菊寄せの技法を使用する際、位置をすぐに変更できるため、より緻密な仕上がりを追求することが可能です。

サイビノールには主に二つの種類がありますが、最も一般的に使用されるのがサイビノール100とサイビノール600です。これらの違いは主に粘度にあり、サイビノール100は水分を多く含むため、作業がしやすい一方で、圧力をかけると流れやすくなる傾向があります。そしてサイビノール600は少し粘度が高く、接着面への密着性が強いのが特徴です。それぞれの特性に応じて、使用シーンを選ぶことが大切です。

使用方法も比較的シンプルで、接着面に薄く塗布した後、押し合わせるという流れになります。ただし、サイビノールは乾燥が早いため、塗りすぎに気をつけ、薄く塗ることが推奨されます。また、両面に塗布することで、より強力な接着が実現できます。

サイビノールを使用したレザークラフトでは、多くのユーザーがその使いやすさを実感しており、「細かな調整ができるため、思い通りの形に仕上がりやすい」という感想を寄せています。特に、経験者からは、サイビノールを使ったことで完成度が大幅に向上したとの声が多いです。

とはいえ、注意すべき点も存在します。接着後はしっかり乾燥するまでそのままにしておく方が良いため、乾燥までの間に力を入れすぎると、意図しないズレが生じてしまうことがあります。このため、慎重な扱いが求められますが、使いこなすことで他の接着剤では得られない精密な仕仕上がりが期待できます。

このように、サイビノールはレザークラフトに欠かせない材料となり、特に微調整を行いたい方々にとって非常に有用な接着剤です。これからレザークラフトに取り組む際には、ぜひサイビノールを活用してみてはいかがでしょうか。

両面テープの利点と活用法

両面テープはレザークラフトではあまり知られていないかもしれませんが、意外にも多くの場面で活躍します。このセクションでは、両面テープの利点と実際の使用方法について紹介します。

簡単に使える両面テープ

レザークラフトの世界では、接着剤が主に使われる中、両面テープも非常に優れた選択肢となります。特に初心者の方にとって、両面テープは簡単に使えるため、手軽に取り入れることができるアイテムです。両面テープの利点は、特別な技術や道具が不要な点ですので、初めての方でも迷うことなく使用できるでしょう。

両面テープは、特に仮止めや試作品の制作に最適です。通常の接着剤とは異なり、すぐに貼り付けられるため、時短にも貢献します。小さな部品の固定や、一時的な貼り合わせを行う際には、その手軽さが大いに役立ちます。「作業の手間がなくなり、完成が早くなった」という意見を持つ方々も多くいます。特に、レザーのような柔らかい素材に対しても高い粘着性を発揮し、様々なデザインに対応できるのが魅力です。

ただし、両面テープを使用する際には、適切な種類を選ぶことが重要です。両面テープには幅や粘着力が異なるものが揃っています。プロジェクトによっては、貼り付ける素材や使用する条件に合わせたテープを選ぶことで、より良い結果を得ることができるでしょう。例えば、後で見えないような幅を選ぶことや、両面テープの貼り付け部分が何枚も重ならないように使う事が大切です。


また手縫いには向いておらず、糸や針に粘着がうつってしまい、ベタベタになってしまいます。


実際に、両面テープを使用したユーザーからは、「貼り直しが効くので、失敗が少なかった」という声が多くあります。また、レザークラフトだけでなく、他のクラフトやDIYでもその応用が広がりますので、一つ持っておくと非常に便利と感じることでしょう。

さらに、両面テープは接着剤特有の乾燥時間がないため、すぐに作業を進められる点も魅力の一つです。短い時間で次の工程に移れることから、効率よく制作物を進行させたい方にとって、非常に有用です。最後に、両面テープを活用することで、プロジェクトの失敗を未然に防ぎ、スムーズに作品作りを楽しむことができるのではないでしょうか。これからレザークラフトに取り組む際には、ぜひ両面テープを使ってみてください。

両面テープの選び方

両面テープを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮すると、より効率的で満足できる結果を得ることができます。まず最初に重要なのは、テープの幅です。完成した後に両面テープが見えないよう幅を選ばないといけません。逆に見える心配がない場所では、広めの幅を選び接着力を優先します。

次に、粘着力についても考慮が必要です。両面テープには、強粘着と弱粘着のタイプがあります。強粘着のテープは、重いものをしっかりと固定したい場合や、剥がれやすい素材に使用する際に適しています。反対に、弱粘着のテープは、貼り直しの可能性が多い作業や、貼り付けた後に容易に剥がしたい場合に役立ちます。用途に応じて、適切な粘着力を選ぶことが重要です。

また、使用する素材との相性も考慮に入れましょう。レザーに使用する際には、特にテープの粘着力が素材と適合しているかを確認してください。レザーの表面は柔らかく、動きやすいため、強力な粘着力が必要な場合もあるでしょう。このため、レザー用に特化した両面テープを選ぶことで、より良い結果が期待できます。

またオイルレザーなどには接着しにくく、剥がした際に銀面を傷つけてしまう場合のあります。

さらに、テープの耐熱性や耐水性も見逃せないポイントです。自宅での作業だけでなく、屋外での使用や湿気の多い場所での利用を考えると、耐久性と信頼性が求められます。信頼できる製品を選ぶことで、作品の完成度を保つことができます。

そして、両面テープの購入時には、製品レビューやユーザーの声を確認することも有効です。多くのユーザーの体験談を参考にすることで、自分のニーズに合ったテープを選択する手助けになります。

このように、両面テープの選び方にはさまざまな要素が関与していますが、用途や条件に合わせた適切な選択をすることで、レザークラフトの成果物をより魅力的に仕上げることができるでしょう。両面テープをうまく活用して、あなたのレザークラフト作品をさらに磨いてみてください。

異なる接着剤の使い分けによる効果的なクラフト

異なる接着剤をうまく使い分けることにより、作業の効率を上げたり、仕上がりを向上させることが可能です。ここでは、具体的な使い分けの方法とその効果について解説いたします。

ゴム糊とサイビノールの使いどころ

レザークラフトにおいて、ゴム糊とサイビノールはそれぞれ異なる特徴を持つ接着剤であり、効果的に使い分けることが、作品の仕上がりを向上させる鍵となります。まず、ゴム糊はその速乾性と仮止めのしやすさから、初心者にも扱いやすい接着剤とされています。このため、時間が限られている場合や、迅速に工程を進めたいときに特に適しています。

具体的には、パーツを一時的に固定しておく際にゴム糊は非常に頼りになります。例えば、財布や小物入れの製作過程において、複数の部品を仮止めした状態で他の作業を進めることが可能です。この際、ゴム糊の速乾性を活かして、他の工程へスムーズに移行できるのが大きなメリットです。また、ゴム糊は乾燥後にしっかりと固定されるため、煮込みや本接着の工程に適しています。

一方、サイビノールは、乾く前に位置を調整できるという特性が際立っています。このため、より精密な作業が求められる際に特に重宝します。ヘリ返しや菊寄せなど、微細な調整が必要な工程においては、サイビノールが持つ時間的な余裕が非常に役立ちます。例えば、サイビノールを使えば、差し込み部分や曲線部をしっかりと合わせることができ、結果として美しい仕上がりが期待できます。

また、サイビノールは、粘度を選ぶことで作業の特性に応じて使い分けられます。水分を多く含むサイビノール100は、流動性が高いため柔らかい素材との相性が良く、一方でサイビノール600は粘度が高く、しっかりと密着させたい部分に適しています。このように、サイビノールはその特性を理解し使いこなすことが、完成度を高めるポイントとなります。

まとめると、ゴム糊はスピードと仮止めの容易さを求める場面での選択肢として、サイビノールは精密な調整が求められる場面での選択肢として、それぞれ活躍します。これらの接着剤を適切に使い分けることで、レザークラフトの作品がさらに魅力的なものへと仕上がり、作業も効率的に進められることでしょう。

両面テープを活かした製作

両面テープはレザークラフトにおいて、多くの場面でその便利さを発揮します。特に、通常の接着剤では難しいとされる細かなパーツの固定において、両面テープは大変有効です。例えば、装飾パーツなどの細かなパーツをレザーに取り付ける際、両面テープを利用することで、手軽にしっかりと固定することができます。さらに、接着剤のように塗り広げる必要がなく、直接的にパーツを貼り付けられるため、作業がスムーズに進むのが特徴です。

両面テープを活かした製作の具体例として、ポケットやフラップの取り付け作業が挙げられます。これらは特に複雑な形状を持つことが多く、通常の接着剤での取り付けが難しい場合があります。しかし、両面テープを使用することで、形に合わせたピースを簡単に固定でき、後からしっかりと接着する際の助けになります。こうした従来の方法では難しかった精密な作業が可能になるのです。

また、両面テープには様々な種類があり、それぞれの特徴を活かした選び方が重要です。例えば、幅の異なるテープを用意しておくことで、異なるパーツに応じた最適な接着力を選ぶことができます。このように、両面テープを適切に選ぶことで、レザークラフトの創造性を高めることができるでしょう。

このように、両面テープはレザークラフトにおいて非常に役立つ道具です。簡単に使用できるため、初心者から経験者まで幅広く人気を集めている一方、適切な選択と活用が求められます。これからの制作において、ぜひ両面テープを活用してみてください。あなたの作品がより魅力的に仕上がること間違いなしです。

お客様からの相談事例: 接着剤の選び方について

多くの初心者が接着剤の選び方に迷うことがあります。このセクションでは、実際のお客様からのよくある質問や相談内容を元に、選び方のポイントを具体的にアドバイスします。

接着剤選びで困ったら

接着剤を選ぶ際に困った経験がある方は多いと思います。特に、レザークラフトを始めたばかりの初心者にとっては、どの接着剤を使えばよいか迷うことが多いでしょう。接着剤にはそれぞれ特性があり、使用シーンによって最適なものが異なります。そこで、接着剤選びの基本的なポイントをいくつかご紹介します。

まず重要なのは、どのような作業を行いたいのかを明確にすることです。例えば、仮止めを行いたいのか、最終的な接着を行いたいのかによって選ぶべき接着剤は変わります。もし仮止めが目的であれば、広い用途を持つゴム糊が適しています。両面に塗ることが難しい場所などにはサイビノールが良い選択肢と言えるでしょう。

次に、接着する材料の表面特性を考慮する必要があります。レザーのように柔らかい素材の場合、強力な接着力を持つ接着剤が求められますが、逆に繊細なパーツの場合は強すぎると変形や破損の原因になることもあります。このため、接着面の特性に応じた接着剤の選定が大切です。

また、実際に使用する製品についての情報を収集することもおすすめです。製品のレビューや他の方の体験談を参考にすることで、自分の状況に最適なものを見つけやすくなります。特に、初心者の方は自分の用途にぴったりな接着剤を選ぶネットワークを築くことが重要です。

もしそれでも決められない場合は、ゴム糊やサイビノールのような使いやすい接着剤をまずは試してみるのも良いでしょう。これらは初心者でも扱いやすく、幅広い用途に対応できます。試行錯誤を通じて、自分に合った接着剤を見つけていくのも、レザークラフトを楽しむ一環です。接着剤選びを楽しみながら、制作を進めてみてください。新しい発見や成功が待っているかもしれません。

経験者からのアドバイス

レザークラフトの制作を楽しんでいる経験者からのアドバイスは、初心者にとって非常に貴重です。多くの経験者が共通して述べるのは、接着剤の選び方とその使い方に関するポイントです。特に、初めての作品で失敗を避けるためには、事前の準備が重要だと感じています。

まず、大切なのは自分のプロジェクトに合わせた接着剤を選ぶことです。初めのうちは、複数の接着剤を試してみることで、それぞれの特性を理解していくことが推奨されます。例えば、ゴム糊は仮止めの段階で使い、サイビノールは微調整を要する部分に使うといった具合に、用途に応じて使い分けることで、より良い仕上がりが期待できます。

さらに、経験者は接着剤を塗る際のテクニックも重要だと強調しています。適量を薄く均一に塗ることで、接着力が高まり、すぐにべたつかなくなるため、より美しい仕上がりが実現します。また、接着面に埃や油分がないことを確認することも、成功のカギです。これによって、接着剤の定着が向上し、長持ちする作品を作ることができます。

細かなパーツや、ヘリ返しが多い財布などのにはc、サイビノールを使って作業を進めることで、より細部にこだわった仕上がりを目指すこともアドバイスされています。乾燥時間をうまく活用し、必要に応じて修正を行える柔軟性が、完成度をぐっと高めることにつながります。

最後に、一番大切なのは失敗を恐れずに楽しむことです。制作過程での試行錯誤が学びとなり、次第に自分に合った接着剤や技術が見つかるでしょう。経験者のアドバイスを参考にしながら、楽しみながら挑戦を続けていってください。新しい発見があなたを待っています。

誤解されやすい接着剤の小さな疑問

接着剤に関する誤解や気になる点を解消します。特に、ゴム糊とサイビノールの間違いやすい用法について、詳しく解説いたします。

ゴム糊とボンドの違い

ゴム糊とボンドは、接着剤としてよく使われるアイテムですが、これらは異なる特性を持っており、使い方によって向いている場面が異なります。まず、ゴム糊は速乾性を持っており、早めに作業を進めたいときに最適です。接着面を塗布し、すぐにパーツを押し合わせることができ、乾燥後にはしっかりと固定されます。この特性から、特に仮止めや短期間での作業に向いています。

一方で、一般的にいわれるボンドは、主に水性の接着剤であることが多く、乾燥までに時間がかかることがあります。ボンドを使用する際は、接着面をしっかりと押し付け、固定する時間が必要です。このため、時間的余裕が持てる場合や、位置を微調整したい作業に向いています。

また、接着力も異なります。ゴム糊は接着面が密着してからしっかりと固定されるため、強力な密着が得られますが、一度剥がすと再接着が難しくなる場合があります。それに対して、ボンドは乾燥が進むにつれて接着力が増していきますが、時間が経つにつれ、透明感がなくなったり、変色したりすることもあります。このため、見た目を重視する作品には注意が必要です。

まとめると、ゴム糊は速乾性と仮止めのしやすさが特長で、ボンドは微調整や時間をかけた接着に適しています。それぞれの特性を理解し、用途に応じて使い分けることが、レザークラフトの完成度を高めるポイントとなるでしょう。接着剤の選択は、作品の仕上がりや使用する材料に大きな影響を及ぼすため、しっかりと考えることが大切です。

サイビノールの使用時の注意点

サイビノールを使用する際には、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。まず、サイビノールは乾燥が早い接着剤であるため、塗布後は迅速に作業を進める必要があります。特に、接着面をしっかりと合わせる際には、位置の微調整をしっかり行うことが求められます。接着が始まると再調整が難しくなるため、慎重に位置を確認した上で押し付けることが重要です。

また、サイビノールは特に柔らかい素材やデリケートな部分に使用する際には注意が必要です。例えば、過剰な圧力をかけると、素材が変形したり破損したりする恐れがあります。このため、サイビノールを塗布した後は、力を入れずに自然に押し付けることを心がけましょう。

さらに、サイビノールを使用する際は、接着面が乾燥していることを確認することも必要です。油分や埃が残っていると、接着力が低下し、期待する強度が得られない場合があります。作業前に接着面をきれいにしておくことで、より良い接着効果が得られるでしょう。

加えて、環境にも注意が必要です。サイビノールは揮発性の成分を含むため、換気の良い場所で使用することが望ましいです。長時間の使用によって、不快な臭いが残ることがあるため、作業後は必ず換気を行いましょう。

これらの注意点を踏まえることで、サイビノールを効果的に活用し、レザークラフトの作品をより美しく仕上げることができるでしょう。正しい使い方を理解し、適切に扱うことで、より満足のいく結果が得られるはずです。

サイビノールの種類と適切な選び方

サイビノールは種類が豊富で、それぞれの特性が異なります。ここでは、目的別にお勧めのサイビノールの選び方を解説します。

サイビノール100と600の違い

サイビノールには主に「サイビノール100」と「サイビノール600」の二つのタイプがありますが、これらは主に粘度と成分の違いによって区別されます。サイビノール100は、水分を49%含んでいるため、流動性が高く、塗布しやすいのが特長です。このため、初心者でも扱いやすく、柔らかい素材に対しても適切に接着が行えます。さらに、乾燥時間が比較的短く、迅速に作業を進めることができるため、仮止めや簡単な接着に向いています。

一方、サイビノール600は、水分が37.1%しか含まれておらず、その分粘度が高くなっています。このため、よりしっかりとした接着力を求める場合に適しており、特に密着させたい部分や重い材料に対する接着に向いています。また、乾燥後の強度が高くなるため、細部にこだわった仕上がりを求める場合にも選ばれることが多いです。

このように、サイビノール100と600はそれぞれ異なる特性を持っており、使用する場面に応じて選ぶことが重要です。たとえば、柔らかい素材や短時間で作業を進めたい場合にはサイビノール100、しっかりとした接着を求める場合にはサイビノール600を使用するなど、自分のプロジェクトに合わせて選択しましょう。これによって、より良い仕上がりが期待できます。

粘度で選ぶサイビノール

サイビノールを選ぶ際には、粘度に応じた選択が非常に重要です。粘度は接着剤の流動性や密着力に直接影響を与えるため、作品の仕上がりに大きな差が出ることがあります。粘度が低いサイビノールは、主に柔らかい素材や大きな面積の接着に適しています。流動性が高いため、細かい部品に塗布する際もスムーズに扱え、初心者でも扱いやすいのが特徴です。このようなタイプは、特に仮止めや短時間で作業を進めたい場合に向いています。

一方、粘度が高いサイビノールは、より強力な接着力を求める場合に効果的です。特に、重い素材や構造的に負荷がかかる部分においては、粘度の高いサイビノールを使用することで、高い強度を確保できるため、大変便利です。また、乾燥後の密着力も強いため、安定した仕上がりが期待できます。

このように、サイビノールは粘度によって選ぶことで、接着したい素材や形状に応じた最適な接着力を得ることができます。購入の際には、自分の作業に必要な特性を考え、適切なサイビノールを選ぶことで、より満足のいく作品を作り上げることができるでしょう。粘度を理解し、賢く選ぶことが、レザークラフトの成功につながります。

サイビノールを使った革の技法

サイビノールを使った多様な革の加工技法について学びます。特に、サイビノールを使いこなすことで手に入れられる新しい可能性について解説します。

サイビノールによるヘリ返し技法

サイビノールを使ったヘリ返し技法は、レザークラフトにおいて非常に重要なスキルです。この技法は、レザーの縁を美しく仕上げるために使われ、作品の完成度を高める役割を果たします。ヘリ返しとは、レザーの端を内側に折り返し、綺麗な仕上がりを得る技法のことです。

サイビノールの特性を活かすことで、ヘリ返しの工程は格段に楽になります。サイビノールは乾く前に微調整が可能なため、折り返した部分の形を整えやすく、理想的なラインを維持することができます。まず、接着面にサイビノールを薄く塗布し、しばらく待ってから折り返します。この際にしっかりと押さえておくことで、密着力が増し、より完成度の高い仕上がりが期待できます。

また、サイビノールの乾燥時間を活用して、微細な調整を行うことができるため、ストレートな縁やカーブのスムーズな折り返しを実現することができます。高い強度を持つ乾燥後の接着力も、ヘリ返し技法において大いに役立つでしょう。このように、サイビノールを用いたヘリ返し技法をマスターすることで、プロフェッショナルな仕上がりを目指せるようになるのです。

サイビノールを使った菊寄せのコツ

サイビノールを使った菊寄せ技法は、複雑な形状のレザー作品を作る際に非常に有効です。菊寄せとは、レザーの表面を折りたたむことで、立体感や美しいデザインを生み出す技法です。この作業において、サイビノールの粘着性と微調整ができる特性は大いに役立ちます。

菊寄せを行う際のコツは、まず接着面にサイビノールを均一に薄く塗布することです。薄く塗ることで、乾燥後の強度が落ちず、仕上がりに影響を与えません。塗布後は、少し時間を置いてから縁を寄せるようにし、力を入れすぎないように注意しましょう。押さえることで、接着面がしっかりと密着し、綺麗な仕上がりが期待できます。

さらに、位置調整を行いやすいサイビノールの特性を活かし、菊寄せの段階で理想的なラインを形成することを心がけてください。こうすることで、より精密で美しい作品に仕上がるでしょう。サイビノールを使った菊寄せ技法をマスターすれば、あなたのレザークラフト作品が一段と魅力的なものになるはずです。

最新の接着技術とこれからのトレンド

レザークラフトの世界における接着技術の進化と、これからのトレンドについて探ります。新しい技術とともに、その活用法についても解説いたします。

新しい接着剤の登場

近年、レザークラフトの世界には新しい接着剤が登場し、注目を集めています。これらの新しい接着剤は、従来の接着剤とは異なる特性を持ち、例えば、より速乾性に優れたり、特定の素材との相性が改善されたりしています。これにより、ユーザーは制作時のストレスを軽減し、作業効率を向上させることができます。

新しい接着剤は、環境に配慮した成分を使用しているものもあり、健康や安全面でも魅力的です。また、透明度や耐久性にも優れ、仕上がりの美しさを保つことができます。これらの科技の進化は、レザークラフトの可能性を広げ、新たな表現手段を提供してくれることでしょう。今後も新しい接着剤の登場に注目しながら、制作の幅を広げていくことが楽しみです。

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